北京五輪2022のフィギュアスケートが、ドーピング疑惑で揺れています。
発端はフィギュア団体のメダル授与式が法律的な問題で延期となったこと…。
一部ではロシア女子のワリエワ選手のドーピング疑惑が報道されました。
そこで今回の記事では、ワリエワ選手が所属するエテリ組のドーピング疑惑や、エテリ組のザキトワ選手や他のメンバーの薬物疑惑、未成年にドーピングさせる理由に関する噂を調べてみました。
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15歳のワリエワ選手にドーピング疑惑報道
ロシア女子のカミラ・ワリエワ選手は、欧州選手権で優勝するなど、北京五輪前からフィギュア女子で圧倒的な強さを見せていました。
北京五輪2022のフィギュア団体でも高得点をたたき出し、ロシアの金メダルに貢献。
そんなワリエワ選手、まだ15歳ながらドーピング疑惑が…!
ワリエワ、禁止薬物陽性か ロシア有力紙報道https://t.co/OO0QQOOhXL
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) February 10, 2022
報道が出る前日の2月9日には、フィギュア団体のメダル授与式が法律上の問題で中止となりました。
メダル授与式が行われない理由についてさまざまな憶測を呼びましたが、どうやら薬物疑惑のあるワリエワ選手が未成年だったから発表できなかったといわれています。
なぜなら「世界アンチ・ドーピング機構(WADA)」の規定では、16歳未満のアスリートについては正式な発表などが行えないから。
未成年のドーピングは指導者や保護者によるもの?
とはいえ、未成年のワリエワ選手が自ら進んで禁止薬物を摂取したとは考えにくいですね。
そもそもロシアは昔からアスリートのドーピングが蔓延しているため、オリンピックにも国としての参加が認められなくなりました。
ロシア選手にドーピングが多い理由としては下記の2点が考えられます。
- 指導者が成績向上のために飲ませる(本人の意思の有無にかかわらず)
- ロシアでは一般的な薬が、他国では禁止薬物になっていて、ドーピングにひっかかってしまう
上記の①の理由であれば大問題ですが、②の場合はちょっとかわいそうですね。
ただこれだけロシアに対するドーピングの目が厳しくなっているのですから、②の場合でも関係者がしっかり摂取する薬の内容をチェックするべきとは思いますね。
ロシアのエテリ組は強すぎる!ドーピングか?
ロシアはもともとフィギュアスケートが強い国ですが、近年は未成年選手が驚異的な活躍を見せることが激増しました。
そうした選手たちはみんな「エテリ組」の生徒です。
エテリ組とは、エテリ・トゥトリベーゼコーチの指導を受けている選手たちのこと。
エテリコーチは劇的に強いロシアのフィギュア女子を作り上げたコーチと言っても過言ではありません。
エテリが指導したエテリ組のメンバーは誰?
エテリ氏は女子フィギュアスケートの世界を変えたコーチと言っても過言ではありません。
それくらいエテリ氏が育てたスケーターはみんな素晴らしい成績を残しています。
エテリコーチの名前が広く知られるようになったきっかけは、ソチ五輪に出場し、史上最年少15歳で金メダルをとったユリア・リプニツカヤ選手の活躍です。
それ以降も誰もが知る有名選手をエテリコーチは育てていますよ。
<エテリが育てた有名フィギュアスケート選手>
- ユリア・リプニツカヤ(2015年ソチ五輪金メダリスト)
- エフゲニア・メドベージェワ(2018年平昌オリンピック銀メダル)
- アリーナ・ザキトワ(2018年平昌オリンピック金メダル)
- アンナ・シェルバコワ(2021年世界選手権優勝)
- アレクサンドラ・トゥルソワ(2019年世界ジュニア選手権優勝)※女子史上初4回転
- アリョーナ・コストルナヤ(2018年ジュニアGF1位)
- ワリエワ(2020年世界ジュニア優勝)
上記のスケーターを見れば、エテリコーチの指導がいかに効果的かがわかりますね!
しかし、選手たちが驚異的な活躍を見せているため、エテリ組には薬物疑惑の噂が常につきまとっているようで…。
ザキトワも長時間の薬物検査を受けていた!
エテリ組の中で、とくに日本でも人気の高いザキトワさん。
実はフィギュアスケートの大会で、しつこくドーピング検査を受けています。
ザキトワさんが2018年15歳で出場した平昌五輪。
試合前の公式練習で突然ドーピング検査を要求され受けさせられています。
そのためザキトワさんは十分な練習ができないままSPの演技に臨むことになりました。
また、2019年16歳のとき、日本で行われた世界選手権女子で初優勝を飾っていますが、試合後になんと5時間にも及ぶドーピング検査を受けていました。
ザギトワさんはフリーの競技終了後、日本時間22日午後9時から翌23日午前5時まで会場でドーピングの手続きを行い「金メダルどころではなかった」と語った。SPの演技後もドーピング検査に5時間近くかかり、解放されたのは21日午前3時だった。
引用元:https://www.47news.jp/3406770.html
検査が長引いた理由は明らかになっていません。
ただ体重を増やさないためにザキトワさんが競技前にしっかり飲食をとっていなかったため、検査に必要な検体がすぐ摂取できなかった可能性もあるそうです。
エテリがコーチをするサンボ70にドーピング疑惑も…
エテリ氏がロシアのアスリート養成機関「サンボ70」でコーチをしていることから、エテリ組のスケーターたちもみんなサンボ70の出身です。
画像引用元:https://number.bunshun.jp/articles/-/829862
しかし、なんと、このサンボ70でドーピングが行われていると発言する選手がいました。
WADAの規程により16歳未満のアスリートは正式に発表などが行えない保護下にあるが、もしこれを逆手にとって組織的にドーピングが行われていたとしたら大問題。
3年前にアナスタシア・シャボトワ選手がサンボ70でもドーピングが行われていると発言していたが、もし真実ならエテリ組みんなあぶない。
— Rosarinn (@rosarinn) February 9, 2022
以前、ロシアの女子選手がサンボ70(ワリエワなどがいるロシア女子フィギュア最強のトレーニング施設)はドーピングしてると暴露していたようなうろ覚え
その後どうなったか知らんけど引用元:https://sportshone.blog.jp/archives/13337612.html
この暴露が本当かどうかはわかりません。
驚異的な活躍を見せるエテリ組を貶めるための陰謀なのかもしれません。
とはいえ、火のないところに煙は立たぬ…とも言いますよね。
未成年女子にドーピングさせる理由は?
ドーピングというとパワー系の競技で使われるもの…というイメージがあります。
そのためフィギュアの女子選手にドーピング疑惑が出たのは驚きですね。
ワリエラ選手についてはまだ疑惑レベルだし、もし本当だとしても周りに飲ませられたと考えるのが自然なので、なんともいえませんが。
ここでは未成年のフィギュア女子に薬物を使用する理由について検証してみます。
フィギュア選手がドーピングすると以下のようなメリットが得られると推察できます。
- 演技の最後までスタミナが持つ→最後まで力強い演技ができる
- ジャンプ力がつく→加点の高いジャンプができる(3Aや4回転など)
第2次性徴前の未成年の女子は、体が細く軽いので、そもそもジャンプが飛びやすいという利点があります。
この時期の女子がもしドーピングをすれば、難しいジャンプも軽々と飛びやすくなるでしょう。
また4分間の演技の最後までスタミナが持てば、ジャンプの加点がもらえ、高得点が狙えるでしょう。
ちなみにワリエラ選手を育てたエリテコーチの教え子は、若い頃に大活躍をし、その後はさっぱり…となる選手が多いと言われています。
確かに20歳を超えても現役を続けているエリテ組の選手はほぼいません。
そのため、エリテ氏は若い選手を使い捨てしてるという批判の声もあるようです。
ロシアのドーピング疑惑に対する世間の声
ワリエワがドーピング引っかかったか…
フィギュアスケートは競技内容的に筋肉増強剤は飲んでも意味ないからなんだろって思ったらたしかに心臓の薬ならあり得るなとても残念— そねちゃん (@A_s_0219) February 10, 2022
ワリエワがドーピング引っかかったか…
フィギュアスケートは競技内容的に筋肉増強剤は飲んでも意味ないからなんだろって思ったらたしかに心臓の薬ならあり得るなとても残念— そねちゃん (@A_s_0219) February 10, 2022
加点が高くなる後半に、
15歳であんなに筋肉バッキバキで1人でショートもフリーも飛んでんだもん、ドーピングも納得。時間かかってる時点で法的問題は対象選手が未成年ってこと=ワリエワってもう全世界分かってるから早く公表しなよ。またこれでロシアは当分仮名で国旗なしかw
— ゆきだるま (@scorpiobabyx) February 9, 2022
フィギュアスケートの選手が綺麗に演技してて、この国の選手はいつもすごいね~って言ったら、長男が「この国の選手、みんなドーピングでしょ」って冷笑してて。実際に疑惑出てびっくりした。一度やっちゃうとずっとしてるって思われるよね😑
— KOH★何か作ってるお母さん🐼💕👲👩👧👧🇨🇳 (@KohMomof2) February 10, 2022