アイナ・ジ・エンドさんは、女性6人によるパンクバンド「BiSH」のメインボーカルです。
近年はソロ活動もはじめ、TVやイベントでの露出が増していますよね!
そんなアイナ・ジ・エンドさんはかつて、歌手の命である声帯手術をするという危機に瀕していました。
手術後のアイナ・ジ・エンドさんの声はどう変化したのか、気になりますね。
そこで今回の記事では、アイナ・ジ・エンドさんが声帯手術をした理由や手術による声の変化、ハスキーボイスはいつからなのかについてご紹介します。
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アイナ・ジ・エンドが声帯手術をした理由
アイナ・ジ・エンドさんはBiSHの人気が高まりつつあった2016年12月に、声帯手術をするために活動を一時休止しました。
その理由は、声が出なくなったから…。
実は2016年の3月頃から、アイナ・ジ・エンドさんは声の出にくさを感じていました。
その原因は、当初は声帯が炎症を起こしていたから。
アイナ・ジ・エンドさんの場合、炎症の範囲が広くなっていたため普通の薬ではなくステロイドを使っていたそうです。
アイナ・ジ・エンドさんは、ステロイドを使うと声が出しやすくなり、ちゃんと歌えるようになったと語っています。
しかし、それもだんだん効かなくなり、副作用のせいで体のあちこちがパンパンになってきたアイナ・ジ・エンドさん。
とくに、リンパの部位はゴリゴリするようになったそうで…。
アイナ・ジ・エンドさんは「このままでは全身がゴリゴリになる」と恐怖を感じるように…。
医師からもステロイドの処方をストップされ、思うように歌えなくなったアイナ・ジ・エンドさん。
受診すると「声帯結節」だと診断され、ついに手術することになったのです。
声帯結節ってどんな病気?
「声帯結節」とは、簡単に言うと、声帯にペンダコができたような状態のこと。
声帯結節はどんな病気?
粘膜組織である声帯が振動し、こすれ合うことで物理的なストレスが大きくかかり、両側の声帯膜様部の中央あたりに結節というペンダコのように硬い組織ができます。
引用元:岩野耳鼻咽喉科
声帯結節になる原因は、ほとんどが「声の使い過ぎ」。
アイナ・ジ・エンドさんのような歌手をはじめ、教師や保育士、インストラクターなど声をよく出す職業の人に多い病気です。
普通は手術でペンダコ状の声帯結節を取り除けば治るのですが、アイナ・ジ・エンドさんの場合は炎症がひどく、声帯がむくんでいたため、術後3週間も歌を禁止されたそうです。
手術で治る可能性は50%でしたが、手術しなければ声は出ないまま…。
かつてインタビューで「歌えない自分に生きている価値はない」と語っていたアイナ・ジ・エンドさんにとって、声帯結節の手術をするという決心は相当なものだったと想像できますね。
しかも当時は、BiSHが日比谷野外音楽堂でのワンマンライブを成功させ、さらに成長していこうとしているタイミング。
そのためBiSHメンバーに対しては申し訳なさがあり、いたたまれない気持ちだったそうです。
そんなアイナ・ジ・エンドさんですが、手術前には「これからもずっと歌い続けたいから手術すると決めただけなので、心配しないでください」と語っていました。
「アイナが戻ってくるまで浮気しないで下さい。キャバクラ禁止!」とBiSHらしいユーモアを交えながら。
ちなみに、千鳥・ノブさんも声帯結節に悩まされた1人…。
ノブさんは過去に声帯結節を1回除去し、声帯ポリープの手術も受けています。
もともとノブさんはBiSHのファンですが、同じ病気に悩む仲間としてアイナ・ジ・エンドさんには強いシンパシーを感じているようで…。
ノブさんは自身のツイッターで、歌声を聴くと泣いてしまうとつぶやいていました。
アイナ・ジ・エンドさんの歌声聞いたら泣いてしますスイッチになった。
お互い声帯結節と付き合って行きましょう!!— 千鳥ノブ (@NOBCHIDORI) July 1, 2018
上記ツイートにアイナ・ジ・エンドさんが「声帯結節は手術でとりました」とリプすると、ノブさんはリプアイナさんの歌声に対する想いを返していましたよ!
そうみたいですね!昨日NHK観ました。。僕も結節1回とポリープ1回取ってます!笑
自分はダメですが、、アイナさんの声は刺さる声です!
また聞かせていただきます!— 千鳥ノブ (@NOBCHIDORI) July 1, 2018
2016年12月にアイナ・ジ・エンドさんの手術は成功し、声はちゃんと出せるようになりました。
その歌声は、手術を経てどんな風に変化したのでしょうか。
アイナ・ジ・エンドの声帯手術の影響は?
アイナ・ジ・エンドさんが声帯手術をしたのは、2016年は12月6日です。
12月4日のライブ翌日に入院したと、自身のツイッターで報告していました。
入院のはじまり pic.twitter.com/IjTtwtEDol
— アイナ・ジ・エンド (@aina_BiSH) December 5, 2016
手術は無事に終わりましたが、前出の通り、アイナ・ジ・エンドさんは声帯の炎症や浮腫みがひどいかったので術後の静養が長めでした。
なんと、術後3週間は歌うことを禁じられていたそうです。
手術する前のアイナ・ジ・エンドさんは、
- ハスキーボイスじゃなくなったら?
- アイドルの声みたいになっていたら?
…という不安を持っていましたが、歌えない期間はそれを確かめることもできないので辛かったでしょうね。
実は、アイナ・ジ・エンドさんは自分の個性であるハスキーボイスを失わないよう、声帯結節を少しだけ残しています。
声帯結節の手術後、声はどう変化した?
手術前、医師から「声帯結節の手術をすると、18歳頃の声帯に戻る」と言われていたアイナ・ジ・エンドさん。
術後に初めて声を出したとき、自分の声が若く聞こえ、また声質も変わったような気がして、こんな声でBiSHの曲は歌えない…と焦ったそうです。
しかし、時間が経つと元の歌声が戻ってきたので、一安心したそうですよ!
アイナ・ジ・エンドさんが復帰したのは、手術から約1か月後の2017年1月2日に行われたライブイベント「TOKYO IDOL PROJECT×@JAM ニューイヤープレミアムパーティ2017」。
このライブで従来通りに大声で会場を煽ったら、女性の叫び声のような声が出て、アイナ・ジ・エンドさんは自分でびっくりしたと語っています。
つまり、手術前はかなり無理しないと力強い声が出せなかったのに、手術後はそんなに力まなくても大きな声が出せるようになったということですね。
また、以前は朝起きてから発声練習をしてもガラガラ声が続いていましたが、現在は朝からラクに声が出せるので幸せだとも語っていました。
下記はアイナ・ジ・エンドさんが歌えなかった時期のツイートですが、母親が歌えない娘の前でついつい歌ってしまい「ごめん~」とおどける様子がつづられていました。
お母さんがめっちゃ歌うねん。
あ!歌ったアカンねやった!歌ってまうわぁ〜、ごめんやで〜〜♩とか言うのに、しばらくしたらまた歌いだす!!!😑😑😑😑😑😑😑😑😑笑
あいなも早く歌いたい😆😆😆
— アイナ・ジ・エンド (@aina_BiSH) December 9, 2016
こんな楽しい母親がそばにいてくれたなら、アイナ・ジ・エンドさんの不安な気持ちも和らいだでしょうね!
アイナ・ジ・エンドのハスキーボイスは手術のせい?
アイナ・ジ・エンドさんの声は魅力的なハスキーボイス。
ネット上では声帯手術の影響でハスキーなのでは?とか、シャウトし過ぎて声が枯れたのでは?などと思う人もいるようですが、アイナ・ジ・エンドさんのハスキーボイスは生まれつきです。
アイナ・ジ・エンドさんによると、子供のころからガラガラ声だったとか。
自分のハスキーボイスが武器になるとわかっていたからこそ、アイナ・ジ・エンドさんは、声帯手術の際も結節をわずかに残したのでしょう。
唯一無二の歌声でこれからも多くの人の心を潤わせる素敵なアーティストとして、ますます活躍してほしいですね!